このようなお悩みの方へ

  • 頭痛の辛さで仕事や日常生活に支障がある
  • 長期間、頭痛薬を飲み続けているが良くならない
  • 首や肩の体操やストレッチをしても頭痛が治まらない
  • 緊張しやすく、頭痛、首こりが出やすい
  • 季節や天候で頭痛が出ないか不安になる
  • 頭痛だけでなく吐き気やめまいもある

頭痛の一般的な原因と対処法

日本人の約3人に1人が頭痛に悩まされていると言われています。その頭痛は主に3種類に分けられます。一番多いのが「緊張性頭痛」次いで「片頭痛」まれにあるのが「群発頭痛」です。

<緊張性頭痛>

頭痛の中では約90%と多く最も一般的で、後頭部や首、目などの筋肉に現れます。
長時間悪い姿勢でいることや、不自由なストレスのかかる姿勢により、頭や首の筋肉の緊張でおこる身体的ストレスの場合と、不安や悩み事を抱えることで自律神経の乱れから筋肉の緊張が起こり、頭痛が起こる精神的ストレスがあります。その他運動不足や眼精疲労、顎の関節異常なども挙げられます。

これらはどれか一つではなく様々な要因が複合して頭痛に繋がっていることが考えられます。上記により筋肉の緊張から血流が悪くなり、血管や筋肉内に老廃物がたまり、神経が刺激されたものが頭痛となります。

緊張性頭痛の症状の特徴は、「重だるさ(頭重感)」「頭の両側が締め付けられる痛み」「数十分~数日間ダラダラ続く」「後頭部から首への圧迫感」「マッサージやストレッチで一時的に解消する」などです。

<片頭痛>

男性よりも女性で若い方に多い傾向があります。精神的、肉体的ストレスによる緊張状態から解放された時や、体が温まった後に起こるといわれています。一般的には緊張状態から解放された際に、脳の血管が急激に拡張されることで、独特の脈を打つような痛みが生じるといわれています。

こうしたことが起こるきっかけとしては、睡眠不足、寝すぎ、空腹、疲労、ストレスからの解放、大きな音、強い光、強いにおい、気圧・温度変化、飲酒や喫煙、女性ホルモンの変動などです。

片頭痛の症状の特徴は、「片側の痛み」「こめかみから目周りの痛み」「ズキズキする痛み」「周期的に月1~2度、週1~2度」「1~2時間から、長いと3日ほど続く痛み」「吐き気や嘔吐、下痢を伴う」などです。

前兆、予兆として、ギザギザ光が見える、空腹感、生あくび、イライラするなども見られることがあるようです。

<群発頭痛>

群発頭痛は群発的にある期間に集中して起こることから群発頭痛と呼ばれています。女性に多い片頭痛に対して20~40代の男性に多くみられます。

原因ははっきりとは明らかになっていないものですが、脳の視床下部に何らかにより刺激がかかると、そこから目の奥周辺にある三叉神経が痛みを感じるようになることもあります。この痛みは激痛であり、アルコール摂取や、喫煙、気圧の変化、不規則な睡眠で誘発されると言われています。

症状の特徴は、「目玉がえぐられるような痛み」「左右どちらかの一側性」「目の奥以外に、前頭部や側頭部、頬にまでの痛み」「目の充血、涙、鼻水、を伴う」などです。発作は半年から3年おきに起こり、1度始まると1,2か月続きます。

これらの頭痛に対して一般的な対処法としては、頭痛がでたら薬を飲む、首や肩、頭のマッサージ・ストレッチ、温めたりして血行を良くするなどがあります。ですが、これらは一時的に対処できても根本的な解決にならないと感じている方が少なくないのではないでしょうか。

当院の頭痛アプローチ

ここでは当院がどのように頭痛の解消を目指していくのかご説明していきます。
当院は頭痛が起こる原因として、体のバランスが崩れること、悪い姿勢によって頭の重さが首や肩、背中の筋肉により強くかかることと考えます。

頭はボーリングの玉の重さがあります。この重さが常に真ん中よりも前に、そして左右で差があるように傾いていたら、どうなるでしょうか?当然その重さをより大きな力で支えなくてはいけなくなります。

この負担を減らすためにどのようにしていくことがよいのかが重要になります。
それは、頭を支える土台部分に当たる背骨、肩甲骨、骨盤を整えることです。この土台部分を調整する上で大切なのは、体の連動を考えることです。

頭痛の方の姿勢には、猫背やストレートネックの方が多くみられます。このような姿勢を正すためには、肩甲骨の柔軟性が大切になります。背中が丸まる姿勢というのは、肩甲骨が外に広がった状態で、肩も前に丸まります。

例えばデスクワークやスマホ操作、また家事、育児の抱っこなどです。長い期間このような姿勢を繰り返していると、その姿勢を保とうと働く筋肉が緊張し、緩まなくなってしまいます。そして頭が前に来ている場合、首の後面や肩、背中の筋肉はガチガチになっています。

また、肩甲骨が広がる姿勢では、鎖骨の下や脇の筋肉も硬く緊張しています。その先には関節や骨格の固着がおこり、動きも悪くなってしまうのです。また、ゆがみは前後差だけではなく、左右の頭の傾き、どちらかにねじれている場合もあります。

そして、頭を支える上半身の土台である肩甲骨からは、上肢である肘や手首にも繋がり、ここをみていくことも大切になります。ゆがみが強い方ほど体の先までゆがみが現れます。

この上半身のゆがみは骨盤、背骨の上に成りたっています。
人間は2足歩行ですから、下半身のゆがみもどうなっているのか。もしここにもゆがみがあれば、一緒に整えることが上半身の問題、つまりは頭痛を良くすることに繋がるのです。

当院は頭痛施術の場合、上半身の繋がりを踏まえることはもちろんですが、下半身のゆがみや動きも初回時検査で確認し、全身的な姿勢の調整(例えば反り腰や腰の丸まり)も頭痛を良くするために必要であれば併せてみていきます。

更にもう一つ、頭痛の生じている方は、過度にストレスがかかっていることがあります。この場合、ストレスを溜め込むことで現れる体の特徴に、頭部や腹部のゆがみ、緊張です。当院ではここも調整させて頂き、全身から、また身心を踏まえた施術で頭痛の問題解決を目指していきます。

そして、肩甲骨から繋がる背骨がゆがみ、動きが悪いと、神経系の働きが弱まります。こうなると体を善くする力(自然治癒力)が出てきません。実はこの背骨の柔軟性は肩甲骨の動きに影響されます。

また、背骨は骨盤や股関節の下半身からも繋がります。つまりは、下半身のゆがみがあれば、こちらの調整もしていかなければ本当の意味での頭痛の解消を目指すことはできないのです。

このことを踏まえ、頭の痛みに焦点を当てるのではなく、根本の原因である(筋肉、骨格、神経、姿勢、土台部分<骨盤、背骨、肩甲骨>)の解決を目指し、頭痛問題に対する施術をしていきます。