このようなお悩みの方へ

  • 肩こりがつらく仕事に集中できない
  • 肩こりがひどくなると、めまい、耳鳴りもでる
  • 頭痛や頭の重苦しさ吐き気などを伴うことがある
  • 姿勢が悪く猫背、ストレートネックと言われたことがある
  • 寝違え(ぎっくり首)を定期的に起こしている
  • 以前から肩こりがあったが、最近特にひどくなってきた
  • マッサージを受けてもすぐもとに戻ってしまう

肩こりの一般的な原因と対処法

肩こりとは、一般的に首や肩、背中(肩甲骨周り)の筋肉が緊張し、血行不良を起こしている状態です。
その結果、「痛み」「重さ」「だるさ」「コリ感」「しびれ感」「動かしにくさ」などを感じます。

このようなことが起こる原因としては、日常生活やデスクワーク、スマホ使用時の不良姿勢において、ボーリング玉程の重さ(3,4キロ)の頭や腕を支えることで発生することが多いです。また、運動不足により筋肉を動かすことが少なくなると筋肉は柔軟性を失い、ますます硬くなります。

このままの状態で更に生活を続けていると、筋肉だけではなく、筋膜・関節・骨格のゆがみや硬直が強まり、慢性化し状態が悪化していきます。他には、ストレスの多い状況、環境でも筋緊張が強まりますので、肩や首のコリはより強くクセになりやすいと言われています。

一般的に肩こりに対する対処法は、

  • 肩や首にマッサージ、電気をかける
  • 湿布や塗り薬、痛み止めの薬を飲む
  • 温めて血流を善くする
  • 首や肩を動かし、筋肉をほぐす、緩める

などがあります。

これらは一時的な肩こり解消には効果があると思いますし、決して間違ったものではございません。しかし、この対処法を継続していても根本的になくなることはなく、状態は日々良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、年齢を重ねるごとに少しずつ悪化していくことが多いのです。

当院の肩こりアプローチ

ここでは当院がどのように肩こりにアプローチしていくのかご説明していきます。

まずは簡単にポイントをお伝えします。

  1. 肩こりの部位を特定します
  2. 肩こりの原因は、悪い姿勢や、体の動きが悪くなったことからくると考えます
  3. 姿勢の崩れが起こる習慣や、特に体の動きが悪い部分を見つけ、その調整もしていきます。

①肩こりの部位を特定します

最初に、肩こりがどの部分にあるのかをきちんと把握していきます。なぜなら肩には様々な筋肉があるからです。頭を支えている筋肉(僧帽筋、板状筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、後頭下筋群など)、上肢を支えている筋肉(棘上筋、大円筋、大胸筋、小胸筋など)、肩甲骨を支えている筋肉(前鋸筋、菱形筋、僧帽筋など)です。つらい部分がどこにあるのか明確にすることで、その繋がりや関係性を見ていきます。

痛みは筋肉・筋膜の緊張や、縮こまることで出る短縮痛、伸ばすことで出る伸張痛などで出ています。
その痛む部位を検査(触診・動診)により見つけていきます。

②その原因を姿勢や体の動きの悪さからくると考えます

では、何が原因で負担がかかり肩こりが生じているのでしょうか。
当院はご来院者様の姿勢のゆがみバランス、体の動き(関節可動域・全身の連動)の悪化が原因と考えます。肩こりの場合、上半身の状態、特に肩甲骨・背骨・頭の位置・肘、手首の状態のゆがみをみていきます。

肩こりの人の姿勢に出る特徴はいくつかあります。それは猫背とストレートネック、丸まり肩、肩甲骨の開きなどです。これらは複合していることが多く、その理由は全身が連動して繋がっているからです。

スマホやPC作業は基本的に画面が下になり、頭も前方へ移動します。腕は前に出した状態をキープして何時間も継続して行うでしょう。そうなると、背中は丸まり肩は前に丸まり、肩甲骨は背骨から遠ざかった形に癖づいていきます。

この状態を支え続けている筋肉が固まり、関節や骨格も動かすことが減り、結果、肩や首のこりが現れます。更に我慢しながら続けていくことで、筋肉や骨格のくせは根付いてしまい、ちょっとやそっと動かしたり筋肉を緩めても、肩こりは緩和されなくなっていくのです。

体を左右で比べた時も同様です。肩の高さが左右で違ったり、頭がどちらかにねじれていたり傾いていることも、症状と関連付くことがあれば調整していくことが必要になります。
また、もう一つ考えなくてはいけないことがあります。それは、上半身を支えている土台部分です。
これは骨盤、そして背骨になります。PCは座り作業になりますが、長時間になると腰は丸まっていくでしょう。これは骨盤が後ろへ傾く後傾状態にあります。この傾いた骨盤を正しい立った状態にしていかなければ、いくら上半身を矯正しても、肩こりの問題は緩和されません。

この上半身の土台に当たる肩甲骨と、下半身の土台に当たる骨盤を繋ぐ背骨の状態こそが、自然治癒力に深く関係してくるのです。最終的に、この背骨の柔軟性を引き出し、自然治癒力が出てくれば、体は整っていくため、これらの全身調整をもとに肩こり解消を目指しいていきます。

まとめますと、一般的な症状である、肩に出る【痛み、こり、違和感】などの自覚症状をまず緩和させていきます。その上で、更に根本の原因である(筋肉、骨格、神経、姿勢、土台部分<骨盤、背骨、肩甲骨>)の解決を目指し、上半身の【手首~肘~肩~肩甲骨~背骨】の繋がりと、下半身の【足首~膝~股関節~骨盤~腰椎】の連動を踏まえた全身調整で、肩こり解消を目指します。

③姿勢の崩れや動きの悪くなる習慣を見つけ、その調整もしていきます

矯正をしていきますと姿勢に変化が出てくるのですが、この肩こりの原因となっている姿勢の崩れを正していかないと再び悪くなってしまう可能性があります。このため、当院では姿勢の分析などを行い、姿勢の状態を含め調整を進めていきます。

日常の身体の使い方(例:座り姿勢でいつも頭が前で背中を丸めていないか、マウスやスマホなど、片側を良く使うなど)の癖があれば、負担のかかりにくい、ゆがみにくい体の使い方のアドバイスをさせて頂きます。

また特に動きの悪いところがないか(例:肩甲骨を背骨に寄せる動きが悪い、首や腕がスムーズに動かしにくい、制限が出ているなど)を見つけ、その調整に必要な整体体操をお教えしています。二つのことを当院の施術と組み合わせることで、相乗的に効果が高まりますし、再び悪くならない生活習慣になっていきます。